多重露光撮影で簡単にお洒落な写真を撮影する


多重露光

多重露光とは、1枚の写真の中に複数のコマを重ねて撮影する方法です。最近あまり見かけなくなってしまったMFフィルムカメラの方が気軽ですが、一部のデジカメでも出来る手法です。

よく使われるシーンは、花火を撮影するときなどにひとつの花火だけだと味気ないので、多重露光して複数の花火が同時に開いたときのような、華やかな構図を撮りたい場合などに使われたりします。

そうは言ってもMFフィルムカメラを持ってないって人のほうが格段に多い気がしますのでデジタル一眼での撮影の仕方について書くことにします。


NIKONやPENTAX製品のデジタル一眼レフでは、いくつかの機種で多重露光の機能が備わっているようですが、私の使っているCANONの一眼レフでは、ハイグレード機種の幾つかにしか多重露光という機能が残念ながら付いていません。

多重露光機能が付いているデジタル一眼レフをお持ちの方は、その機能を使って撮影すれば良いでしょう。

多重露光が付いていないカメラの場合は、バルブ機能を使って多重露光をすることができます。方法はそこまで難しいことではなく、カメラを三脚で固定し、バルブ設定にしておきます。そして花火の開くタイミングでシャッターを切りボタンを押したまま黒い紙など光を遮るものでレンズ部分を覆い隠します。そして次の花火が開くタイミングで黒い紙をレンズから離し、再び花火が開き終わったらシャッターボタンを離します。

そうすることで2枚の写真が重なって映り込むようになります。

▼ 実際に花火を撮影したものがこちらになります。

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ただし、バルブ機能での多重露光は、花火のような暗いシチュエーションでは撮影しやすいですが、明るい日中での場合は “露出オーバー” になりやすいので少々難しいかもしれません。

やはり、使用するカメラの機種やメーカーによって出来ることが異なってきますので購入段階で確認しておくようにしましょう。

私の持ってるカメラに、多重露光機能なんてないよ!

って方は、PhotoShopなどでも簡単に多重露光と同じ効果を演出できます。

やり方は、重ねたい2枚の写真をレイヤーに分けて配置し、上に重ねた写真を「比較(明)合成」します。そうすると、下のような多重露光で撮影した場合と同じ効果が得られます。写真のテクニックではないのでちょっとズルしてる感は否めませんがそこは置いておきましょう。

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この手法で撮影された「自然と人」をテーマに据え撮影された素晴らしいアート、これは、フィンランドのChristoffer Relander氏という写真家の作品で、彼はこの多重露光を駆使し、とても魅力的な芸術を作り上げています。


Christoffer Relander1

Christoffer Relander2

Christoffer Relander3

Christoffer Relander4

※さらに作品を見たい方はこちら

このように何気ない写真を組み合わせるだけでひとつの立派なアート作品が出来上がっちゃいます。

皆さんも何かをテーマに据えて多重露光撮影に挑戦してみてはいかがでしょうか?


[記事公開日]2014/05/01

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