“金魚救い”された金魚絵師「深堀隆介」の世界観


“金魚救い”された金魚絵師「深堀隆介」の世界観

アートや美術において、その対象となることの多い金魚。そのありきたりであり奥深い対象物を独自の視点で取り上げ、作品を発表している金魚絵師の深堀隆介さん。

器の中にアクリル樹脂を流し込み、その上に金魚を描いていくという独自の技法を編み出しました。アクリル樹脂は乾くのに2日程度かかるため、描いては乾かすという繰り返しを続けていくことで立体感のある金魚が描かれるのです。


深堀隆介

金魚養画場 美術作家 深堀隆介オフィシャルサイト

 

オフィシャルサイト上で、金魚を描き始めた経緯を語っています。

金魚救い
ある日、「ああ、もう美術なんてやめてしまおう。」と思った。
自室で、寝転がったとき、ベッドの横にあった小さな水槽が目にとまった。
そこには7年前に夏祭りですくってきた金魚が1匹いた。名前はキンピン(メス)。
たいして可愛がりもせず、粗末に扱ってきたため、水も汚れてフンまみれ、しかし彼女は生き続け、20cm以上になっていた。
僕は、水槽のふたを開け、彼女を上から見てみた。そのとき、僕の背筋がゾクゾクっとした。
汚れた水の中で、赤く光る彼女の背中は、怪しく、そして最高に美しかった。
「この子がきっと僕を救ってくれる。」
そう信じて、赤い絵具を取り出し彼女をモデルに筆を走らせた。楽しい!楽しい!楽しい!そして、あっという間に金魚の大群が生まれた。〈これだ!〉
僕の探していた答えが、ヨーロッパでもなく、アメリカでもなく、まさにこの部屋にあった。
僕は、この日の出来事を「金魚救い」と呼んで大切にしている。

それでは、いくつか作品をご覧下さい。

 

作品

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出典 http://buck210.wordpress.com/

 

制作風景

“Goldfish Salvation” Riusuke Fukahori from ICN gallery on Vimeo.

気の遠くなるような作業から生まれる世界観、実際に目で見れば尚更言葉が出ないことでしょう。

 

展示会情報

 

深堀隆介の金鮒座(きんぶなざ)

会場:日本橋三越本店 本館 5階 和食器コーナー 1スペース
会期:2014年6月18日(水)~7月8日(火)

公式サイトでその他の展示情報も掲載されていますのでチェックしてみてください!

 

それでは良い金魚ライフを!

[記事公開日]2014/07/01

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