自分の目を疑ってみることも大事な健康管理!色覚障害のこと


あなたはどちらに見えていますか?

私だけでしょうか?

色についての個人的認識が絶対的ではないのではないか?なんて疑問を拭えないでいるのは・・・。
個人的なことですが、昔から鮮やかな色彩の風景や物体と対峙する時、決まって考えてしまうことがあります。

「今、目の前にある赤いリンゴは、本当に赤色のリンゴなのか?」

他の人には青色に見えているのけれど、他の人はそもそも小さい頃からその色を赤色と認識してしてきたから、自分との色覚の違いに気付いていないだけではないのか・・・。

なんてことを・・・。


赤いりんご

 

そもそも、色の見え方というものには、かなりの個人差が存在していると言われていますが、日本人に限ってみると、生まれつき色覚異常を持つ人が、男性では20人に1人女性では500人に1人の割合なんだそうです。全国値にすると約300万人以上の人が色覚障害を持っているという計算になります。

 

色覚異常(しきかくいじょう)は、ある特定の視覚の特性をさして呼ぶ診断名。ヒトの色覚が、先天的あるいは後天的な要因によって、正常色覚とされる範囲にない状態をいう。その正常色覚とされる範囲は眼科学によって定義される。
~wikipediaより抜粋~

 

色覚異常には、遺伝的な原因の先天性なものと、何かしらの病気(緑内障や網膜の病気)のひとつの症状としての後天性なものがあり、先天性なものは現時点で有効な治療法が見つかっていないようです。また、後天性なものでも実際に自分が色覚異常であると気付かないまま生活をしている人が増えてきています。その原因のひとつとして、学校で行われていた色覚検査が2003年度以降には、ほとんど行われなくなってしまったことや、検査自体が社会的差別や、就職時などの可能性を狭めてしまう可能性が大きく関係しているようです。

 

あなたは、色覚障害ではありませんか?

 

自分の目を疑ってみることも、大切な健康管理のひとつかもしれません。
そこで、いくつか有名なテスト画像をご紹介しますので試してみてください。


色覚テスト

■ テスト1

テスト1

正常者は、2(紫)の方が読みやすく、色覚異常者は、9(青緑)の方が読みやすい。

 

■ テスト2

テスト2

○(丸)、☆(星)、□(四角)の図が見えますか?

 

■ テスト3

テスト3

正常者は、黄色い□(四角)と薄い茶色の○(丸)が見えるが、色覚異常者は、黄色い□(四角)しか見えない。

 

■ テスト4

テスト4

正常者は、黄色い○(丸)と薄い茶色の□(四角)が見えるが、色覚異常者は、黄色い○(丸)しか見えない。

 

■ テスト5

テスト5

数字の6が見えますか?

 

■ テスト6

テスト6

金魚が見えますか?

 

■ テスト7

テスト7

クマが見えますか?

 

色覚障害を持っている方と、正常に見えている方では日常の中で見える色にかなりの差があります。
下の写真は、その違いで「緑」「赤」の区別がしにくいという現象が起きているのがわかります。

blind1

blind2

blind3

blind4

blind5

身近な食生活においても、色味ひとつで美味しそうに見えたりそうでなかったり・・・。
視覚から入る味覚というものが半減してしまっていたり、強調するために「赤色」で表示しているものが本来の意図に反して埋もれてしまっていたり、色認識の差異によって何かしらの危険につながらないとも言い切れません。


子供にこんな症状が見られたら注意しましょう!

  • フルーツのオレンジを「黄緑色」に塗っていた
  • 桜を「灰色」に塗っていた
  • 人の顔を「緑色」で塗っていた
  • 秋の落ち葉を「緑色」で塗っていた
  • 黒板に書かれた「赤色の文字」を読み飛ばした
  • 黒板を緑色ではなく「黒色」と言っていた
  • 地図のイラストが見づらいと言っていた
  • ボールペンの黒色と赤色の区別がつかない

 

おもに、やはり「赤色」「緑色」に関しての、視認力が浮き彫りになってくるようですね。

ちなみに、犬は「黄色」「青色」の2色しか区別がつかず、鳥は人が見える色に加え「紫外線」も見ることが出来るようです。さらに鳥は、自身がカラフルであればあるほど、識別能力は高く、視力も良いようです。

予備知識として、人間には視細胞が3種類あり、色を大きく3原色(赤・青・緑)で認識していますが、カラスは視細胞が4種類あることで人間よりも優れた色彩感覚を持っています。真っ黒な体で威圧感のあるカラスですが、色彩感覚に関しては秀でているんですね。しかしながら、逆に「黄色」が混ざる色を認識しにくいという弱点があるようで、黄色いゴミ袋も開発されているようです。黄色いネットやゴミ袋に入ったものは中身が良く見えないため、警戒して近づかないという傾向が見られるためと言われています。
また、犬は人間が必要とする約1/4程度でも対象物を判別できるほどに、暗がりに強い目をしています。

話はそれてしまいましたが、今まであたりまえに認識していた「色」というものが、それぞれの動物にとって、ましてや人間の個人差として大きく違って見えているのが現実のようです。ユニバーサルデザインを意識しよう!などWeb制作の中でも叫ばれていますが、“万人に共通して認識しやすく使いやすい色を選ぶ”ということはそうそう簡単なことではないですね。

しかしながら偶然の産物か否か、SNSのFacebookのメインカラーが青色を取り入れているのは、赤と緑の識別の色盲であるマーク・ザッカーバーグが「青はいちばんよく見える色だから」という理由だからだそうです。

facebook

そして彼は「青は僕にとって一番リッチな色なんだ。青ならどんな青も見える」とインタビューに答えています。無意識のうちに最善の色をチョイスしていた彼は、やはり直感とも違うセンスを持っているのでしょうね。

今回は、色覚異常のことについて書きましたが、これは病気ですよってことが言いたいわけではなく、身近なところにも多くの色覚障害を持った方々がいるはずですので、そういった人達にとっても困ることのないカラーデザインをしていくことが、社会全体で必要ですよねってことが少しでも再認識できたらなと思っています。


[記事公開日]2014/04/22

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